設備
・設備 引掛け 最大寸法 400 × 650 × 80mm
目的・特徴
・深い黒色の外観
アルマイト処理に入る前に、化学的または物理的に梨地加工をすることで、マットで滑らかな美しい外観に仕上がります。通常の黒アルマイト処理よりもさらに上品で高級な仕上がりとなります。梨地黒アルマイト処理は、製品に独特の魅力を与え、高品質な印象を与える重要な工程として、製造業界やデザイン業界で広く活用されています。
・低反射特性
表面をマット状に仕上げることで、より光の反射を効果的に抑えるため、光学機器において重要な役割を果たします。表面の反射を最小限に抑えることで、内部の光学系への光の散乱を減らし、光学機器の性能と精度を向上させます。光学機器は、光の反射や散乱が少ないほど、よりクリアで正確な画像を提供することができます。特に、高精度な計測や観察が必要な場面では欠かせない要素となります。光学機器の性能向上に貢献するだけでなく、外観も美しく仕上げることができる梨地黒アルマイト処理は、幅広い分野で重要な役割を果たしています。
・優れた耐食性と耐摩耗性
アルマイト処理は、アルミ表面の酸化皮膜を自然の状態よりも強制的に厚く硬い状態に仕上げることで、耐食性・耐摩耗性を飛躍的に向上させる重要な表面処理方法です。この処理はアルミニウムの特性を活かし、さらにその性能を向上させることが可能です。アルミニウムは自然に酸化皮膜を形成しますが、アルマイト処理によってその酸化皮膜を人工的に強化することで、耐食性が向上します。さらに、この処理によってアルミ表面が硬くなるため、摩耗にも強くなります。工業製品や自動車部品など幅広い分野で利用され、その効果は実証されています。アルマイト処理は、製品の寿命を延ばし、品質を向上させるために欠かせない技術と言えるでしょう。
当社の実績
藤田電機グループの主力製品でありますアナログメーターの針や、光学部品を中心に、単品から大量生産まで、お客様のニーズに沿ったご対応が可能です。今後も技術の向上と品質の維持に努めてまいりますので、何かお困りごとがございましたらお気軽にお問い合わせください。
光学用アルマイト処理
株式会社藤田電機製作所は1929年に電気計測器(アナログメーター)部品メーカーとして創業し、その中で巻線技術・表面処理技術を培ってきました。その巻線技術を活用し、新たに事業展開したのが光学機器部品で、以来30年以上に渡り国内外のカメラ・レンズメーカー様向けにアクチュエーター部品を供給し、豊富な業界経験を有しております。
こうした長年に渡り培った光学機器市場での豊富な経験と表面処理技術の掛け合わせにより、藤田化工株式会社はレンズ鏡筒をはじめマウント・リング・カバー・ケースなどの光学部品向けに高品質なアルマイト処理をご提供いたしますので遠慮なくお問い合わせ下さい。
詳細は『こちら』でもご確認いただけます。
【確かな経験】
監視カメラを中心とした光学機器部品の分野で、世界20か国以上で30年以上の実績と経験を有しており、レンズ鏡体はもちろん、光学機器用のアクチュエーター部品にもアルマイト処理した部品を使用しています。
【確かな技術】
お客様の好みに応じて、反射防止や光特性など微妙な違いにも的確に対応できる、豊富な知見を保有しております。梨地処理方法も複数対応できるので、様々な色みのご提案が可能です。
【確かな品質】
製品の品質を確保するため、厳密な品質管理を行っています。