設備
・引掛け(自動機) / 最大寸法 300×300mm
・回転式(自動機) / バレル容積 80L
目的・特徴
・高い耐食性
光沢ニッケルめっきは、ニッケルの被膜を鉄の表面に形成することで、鉄を保護する役割を果たします。ニッケルは鉄に近い金属ですが、鉄よりは空気や湿度に対して安定なため、鉄をさびから守る防食めっきとして行われます。
・美しい外観
光沢ニッケルめっきは、鉄の防食だけでなく、装飾の目的でも使用されます。ニッケルは美しい光沢を持っており、装飾品や家具などに使用されることがあります。ニッケルめっきによって、素材の美しさを引き立たせることができます。しかし空気中でわずかに変色するため、その上に薄くクロムめっきをして、よりきれいで光沢感のある外観に仕上げることで、装飾品として広く利用されます。
・装飾めっきの下地処理としての機能
光沢ニッケルめっきは、下地めっきとしても使用されます。金めっきや銀めっき、クロムめっきなどの光沢が必要な場合に、光沢ニッケルめっきを施すことで、より美しい仕上がりを得ることができます。また、耐食性を必要とするめっきの下地やはんだ付けなどにも利用されています。
当社の実績
弊社の回転式光沢ニッケルめっきラインは、高い生産能力を持っています。月に300~400万個の自動車部品を処理することができるため、大量生産にも対応できます。他にも藤田グループの主力製品でありますアナログメーターの部品など、様々な内部パーツのめっき処理も行っております。また、ラインの自動化や効率化により、品質の向上とコストの削減を実現しています。引掛け式光沢ニッケルめっきラインは、多品種小ロットに対応しています。鉄や銅合金はもちろん、アルミやステンレスなど各種素材にも対応可能です。1個からのご注文も承っております。これまでの経験と技術を活かし、お客様のニーズに合わせたカスタマイズも可能ですので、お気軽にご相談ください。