設備
・引掛け / 最大寸法 300×300×150mm
・小物部品はかご処理にて対応
目的・特徴
・均一な厚さのめっき皮膜
無電解ニッケルめっきは還元反応を利用しためっき方法で、外部電源を使用しないため電流分布の影響がなく、複雑な形状の部品に対しても比較的均一な厚さのめっき皮膜が得られます。また、電気を使わないのでプラスチックなどの素材にもめっきをつけることができ、その上に他の種類の電気めっきをつけることで機能性を持たせることができます。
・高い耐食性
無電解ニッケルめっきは次亜リン酸塩を含む還元剤を使用して皮膜を生成するため、皮膜中にリンが含有されています。リンの含有量が高くなるほどめっき皮膜は非晶質構造となり、耐食性が向上すると考えられています。
・高硬度・非磁性の皮膜
無電解ニッケルめっき皮膜は、熱処理を加えることで結晶化および相分離によって物性が向上し、硬さや耐摩耗性が向上されることが知られています。この特性は、自動車や電子機器、航空機産業などの様々な分野で広く利用されています。非磁性体としても知られていて、磁気記録媒体の下地めっきとして利用され、磁気の影響を抑える役割を果たします。無電解ニッケルめっきの原理や特性を理解することは、産業界における製造プロセスの改善や製品の性能向上につながる重要な要素と言えます。
当社の実績
防衛・自動車・半導体部品など、様々な業種のお客様からご注文を頂いております。弊社は幅広い業界からのニーズに対応するため、多岐にわたる製品ラインナップを提供しています。防衛産業においては、MIL規格やASTM規格を有しており、高品質かつ信頼性の高い製品を提供しています。これにより、お客様の厳しい要求にもお応えできる体制を整えています。自動車産業においても、半導体部品の需要が急増しており、弊社の製品は高い評価を受けています。今後もお客様のニーズにしっかりと応え、さらなる成長を目指して取り組んでまいります。